泌尿器科
外来・入院・検査・手術をすべて専門医1人が担当するため、患者さんとの信頼関係に重点を
おき、互いに納得できる診療に心掛けています。
泌尿器科は腎臓・膀胱・尿道などの尿路(おしっこの通り道)と男性生殖器(前立腺・精巣・
陰茎)、さらに副腎という内分泌臓器を扱う診療科です。尿路結石・前立腺肥大症など
良性疾患から膀胱がん・前立腺がんなど泌尿器科悪性腫瘍、さらに近年脚光を浴びている
尿失禁まで全般を網羅しています。

主な対象疾患
尿路感染症 腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、尿道炎
尿路結石 腎臓結石、尿管結石、膀胱結石
排尿トラブル 前立腺肥大症、尿失禁、神経因性膀胱など
悪性腫瘍 腎臓がん、膀胱がん、前立腺がんなど
その他、泌尿器科でお困りのときは、遠慮なくご相談下さい
泌尿器萬話
泌尿器科の病気は古の時代から報告されている。ローマ時代に子供の膀胱結石を手術したという記録があるそうだ。泌尿器科の病気が外科手術の始まりであったらしい。当時日本は弥生時代、人の身体を治すために切るなんて想像もつかなかったことであろう。
 医学の父・泌尿器科の始祖と言われたヒポクラテス(紀元前400年前後)は体内臓器から生ずるものすべて尿中に出ると信じ、尿検査の重要性を強調していたという。彼の肖像画には検尿瓶が描かれていたそうである。医学の歴史を見ていると“おしっこ”や“膀胱の石”など泌尿器にまつわる話は絶えない。
 日本が鎖国を敷いていた時代、唯一の西洋医学は蘭学を通じて入ってくるわずかなヨーロッパ医学だけであった。6世紀頃中国から伝わった漢方が時の流れとともに日本流にアレンジされ西洋医学とミックス、江戸の医療に使われていた。時を同じくしてヨーロッパでは盛んに外科手術が行われていた。外科医と床屋が患者さんを奪い合って手術をしていたそうである。床屋さんの青と赤の回転灯はその名残だとか……。
 かつて、西洋と日本の医療レベル格差は想像を絶するものであった。しかし現代日本の医療は目覚しい発展を遂げ、最先端を極めてきている。だが、医学がどんなに最先端技術を駆使し、ハイテク化されても人と人との対話は大切にしていきたい。

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